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多文化センターの韓国語オンライン授業を受けて1か月がたちました。
かな~り、満足してます!
多文化センターとは、結婚移民者を支援する機関で無料で韓国語の授業や習い事などが受けられます。
登録がまだの方で、今後プログラムを受けたいという方は登録が必要です。
【外国人登録証を貰ったら②】多文化家族支援センターの登録と韓国語クラスの申請

今回は、私がオンラインで受けてる韓国語授業について紹介します。
多文化センターに対しての、通う前のイメージ
多文化センターの韓国語授業と言えば・・・
- 結婚移民が通えるから、子供を連れて来てる人もいて、騒がしい。
- 授業がゆ~~っくり進む
- 語学堂に比べて、簡単。場合によっては自分が通いたいレベルがない
- 学ぶ内容が結婚移民を対象としてるので、韓国社会、文化、習慣について学ぶため、人によって好みが分かれる
- 地域によっては、日本人がいないので日本人の友達が作りたい人はだんだん通わなくなる
- 無料なので、お金を払ってやる語学堂に比べて何となく通い、1度休むとそこからだんだん行かなくなる
こんな感じで、イメージがよくありませんでした。
なので、実は通うまであまり期待していなかったんですね。
多文化センターは基本的に自分の住んでいる地域、通える地域で登録するのが一般的だと思います。
私は通えそうだなと思うセンターにまず行ってみたんですが、韓国語授業のレベルが合わなかったので、もう一か所通えそうなセンターに問い合わせをしてそこで学ぶことに決めました。
- 自分のレベルに合うクラスが開講されている
- レベル分けテストがある
この2点がセンターで勉強しようという決めてになりました。
もし、レベルの合うクラスがなかったら、センターで勉強していなかったかもしれません。
個人的には、レベルテストをやったほうが、生徒も先生にとっても良いと思ったのでレベルテストをやってくれる方で通うのも大丈夫そうなセンターで勉強しています。
オンラインで授業を受けるより、通うほうが先生やクラスメイトに直接会えるのもいいなと思いました。
ですが、現在はコロナの為オンラインで受講しています。
オンラインは通う手間が省ける分、ギリギリに起きて家事をしたりかなり自由で楽ちんです。
特に寒い時期はオンラインで良かったな~と思うばかりです。先生だけは頑張ってセンターに行かなければなりませんが。
授業時間と授業スタイル
- 週に2回、午前10時~11時半(途中10分休憩あり)
- コロナの為、オンライン授業(ZOOM使用)
- パソコンで受けたり、携帯で受けたり学生によって違う
- テキストは有料で購入だが、授業は無料
- TOPIK2の授業はたんたんと問題を解いて行くだけなので、ヘッドセットがなくても何とか聞こえる。(もし発言多めの授業なら、ヘッドセットもあったほうがいいかも)
- 学生は10人ほどで途中から新しい学生が入って来たりする
11月18日~は回数が減るぶん、一回の授業時間が伸びて10時~12時10分の2時間授業になりました。授業は12月7日に終わる予定です。
使っている教材と学習内容について

私が受けている授業はTOPIK2の授業です。
2020 에듀월 토픽 한국어능력시험 TOPIK2
の教科書を使っています。
エデューワールドのシリーズは韓国でも色々なシリーズが出ていて韓国語だけでなく、色々な資格対策の本などポピュラーな本のようです。
この教科書、結構良くて気に入ってます。
韓国のYES24というサイトで購入しました。注文して翌日には届いたので配送早いです。
とにかく見やすくて、使いやすい
勿論CD付き
問題のすぐ横に、チェックすべき単語が載っているがその説明が簡単な韓国語で載っている
中高級単語を初級単語で学ぶ練習ができる
後ろに答えが載っていて、独自での勉強も可能
その説明が丁寧。例えば、選択問題の時に1番~4番まで選ぶ理由、選ばない理由が書いてある。
文字の大きさが丁度よい、無駄にカラフルでもない(←個人的にカラフル過ぎると逆に見にくい)
教科書に小さい語彙&文法帳がついていて、重点的に学べる
初めて、使う教材なんですがかなり満足して使っています。
もし、韓国でTOPIK2の教科書でどれを買えばいいかわからない方にもおススメできる教材です。
(一人でもやる気があれば、独学可能な内容になっています)
先生の教え方が上手
先生の教え方が・・・上手なんです。
私は、韓国で語学堂にも通ったことがあるんですが
当時は韓国の語学堂での教え方がとてもスパルタ方式だったんですね。
他の語学堂はわかりませんが、全体的に韓国の語学堂はハードだと感じます。
何ていうか、どんどん進んで早い。
覚えるものが多くて、つめこみ式、テストをどんどんやって点数評価の要素が強い。
そして、通った語学堂に満足してなかったのも事実なんですが先生の教え方がどうというよりかは、学生自身がどれだけ暗記できるかという所にかかっている気がしました。
宿題多い、課題多い、週末は発表の為に慣れないPPT(パワーポイント)作り。
しんど・・・いと思いながら頑張って通っていました。
私は、この学校(先生の教え方)合わないな・・・・
と思いつつも、地方都市なので他に選択肢がなく通い続けたんですが、とにかく韓国語教育はパリパリ(早く)進んでつめこみ式というイメージが強かったです。
首都圏や、学校の選択肢が沢山あるなら、学校、先生、扱うテキストなどもっと選べる余地はあると思います。あくまで私が通ってた当時の話です。
話を戻すと、現在勉強させてもらっているトピックの授業は
多文化だから遅すぎるというわけでもなく、今の先生の教え方はとても丁度いいです。
学生が理解したかをちゃんと確認しながら進めているし、教える順番もかなり効率よく考えられています。私が今まで出会った先生で良いなと思った先生は、教科書のページ通りには進めません。
何故かと言うと、練習を続けて沢山させるから。
易しいものから、練習を沢山して、だんだん段階を上げて難しくなっていくので最初からできなくて自信をなくすということもありません。
沢山、宿題や課題を与えて数をこなして覚えるのも勿論大事なんだけど
それよりも、ちゃんと理解できているか、学習内容を消化できているか、次のレベルに上がる為の練習量は多過ぎず少なすぎないか・・等々気になる点を挙げると沢山出て来ます。
先生も一人一人の学生が、何番を選んだか把握して、間違えたら重点的に説明してくれます。
オンライン授業はどんな感じか
今、受けている授業はオンラインのZOOMで受けています。
毎回、授業前にパスワードを入力しなければいけなく、全部で80分授業ですが途中で10分休憩があります。
この10分休憩でトイレ休憩するという感じ。
休憩時間の時と、授業終了時間の時は強制的に画面が終了になります。
私は、このシステム優秀だと思っていて
授業って、終わりの時間をきっちりとしないと結構だらだらと長引いてしまうのを知ってるからです。
先生にはお給料が発生しない無駄な時間を教えなくていいし、他の授業の準備もある。
学生は授業だけでなく、家庭やプライベートの他の時間もある。
学生にとっても、先生にとっても良いシステムだと思ってます。
授業中はZOOMの画面で先生が共有してくれる画面を見ます。
画面には、PPT(パワーポイント)がうつっていて、問題を解きます。
聞き取りの問題の時は、先生が音声を流してくれて、それを聞きながら解き、4問解いたらその後に一緒に答え合わせをします。
先生は、クラスメイトに何番を選んだか聞いてくれて、出た番号を確認しその後に正解を教えてくれて、番号別に理由を教えてくれます。
ちなみに、テキストのほうにも番号別に理由を添えて選ぶ理由、選ばない理由が書いてあるので独学でもいけそうです。
多国籍の学生層
基本的に、結婚移民者が受けているので主婦が多いです。
平日週に2回受けているとなると、正社員でバリバリ働いているという人はいなくて、子供がいる人が多いようです。たまにですが、お子さんが登場します。
実際に、他の学生のお子さんは授業中に画面に出て来たりしないのでオリニチプ(保育園)に預けたり、両親が面倒を見てくれたりしてるのではないかと思います。
国籍は東南アジアが多めで、センターは特にベトナムと中国の方が多いそうです。
想像していたより、皆一生懸命に勉強していて、TOPIK2を受けるぐらいなのである程度の水準はありそうです。
最近は聞き取りの問題を主にやっていて、私が好きな授業スタイルなので楽しく受けています。
家で受けるオンライン授業なので、自由にしようと思えば結構自由です。
画面さえちゃんとうつしていれば、そのうつってないところではコッソリお茶を飲んでていてもばれない。というか、飲み物ぐらいは自由に飲んでいい感じです。
途中、ごくたま~に離席している人もいるし、他の学生さんの画面内で家族がうつったり、お喋りしてたりします。
▶雑音がひどい時は、先生が無音にしてくれたり、学生に無音をすすめるところがいいなと思っています。
正直、複数人数が家からオンライン授業を受ける、しかも専業主婦多めなんて家の音うるさいんじゃないか・・と懸念はしていました。
でも、先生は雑音がひどい時は学生全員の出す音をミュートにして、番号を答える必要がある時は、ジェスチャー(指で1,2と)をさせたり、必要に応じて音あり、音無しを調整しているので授業に集中できる環境だと言えます。
韓国語クラス選びで重要なところ
韓国語だけでなく、語学を勉強する時に大事なのは自分に合ったレベル、教科書で学べるかだと思います。
使っている教材が自分のレベルに合っているか。
そして、個人的な意見ですがレベルテストはあるかどうかも重要だと思います。
レベルテストがなければ、受けなくて楽なんですが実際にはあまり良くないです。
その場合はレベルを自己申告します。(トピック持っていますか、何級かは聞かれるかも)
バラバラだと、先生が教えるのも大変だし、学生によってもよく理解できる人と理解できない等の差が出て来ます。
ただ、センターによってやり方が異なるのでレベルテストをする、しないの差はあります。
教材に関しては、もしできるなら直接中身を見た方がいいです。
中身を見て、自分が興味を持って取り組めそうか、簡単過ぎないか、難しすぎないかなどチェックできます。
KYOBO文庫は大きな本屋さんなので、多文化で使う教科書が置いてる場合があります。
私の場合、念のため1日目の授業の時にあえて教科書を間に合わせませんでした。
一度授業を受けてみて、自分がこれならできそうと確信してからテキストを買いたかったからです。
万が一、受けてみて違った~となってもテキスト未購入だったら辞めるという選択もできます。
一日目ぐらいテキストがなくても大丈夫とのことでした。
地域によって違う多文化センターの授業内容
現在、通っているセンターの韓国語授業はトピックしかありません。
でも、センターによってはTOPIKと一般的韓国語の勉強(レベル1,2,3と分けて)と2種類あるセンターもあります。
センターによって、やり方が異なるのでどんな風に授業構成をしているのかは直接行って聞いてみるまではわかりません。
元々、一般的な韓国語テキストプラス、TOPIKの授業を別に受けるものばかりと思っていたのですが、今はTOPIKの授業一択で丁度いいなと思ってます。
今回は、私のトピック授業を受けてみてのレポートでした。
詳しいことはお近くの多文化センターまでお問い合わせ下さい。